伊坂幸太郎先生の至極の作品、
10月文庫版発売されたばかりである、
「フーガはユーガ」を
完読いたしました。
さすがは43万部も売り上げている作品で、
めちゃくちゃ面白いです。
内容はネタバレせず面白いということを、
お伝えしたいと思います。
まずはこの伊坂幸太郎先生の作品を、
一つも読んだことが無かったので、
フーガはユーガを最初手に取った時、
どういう物語のなのか、
まったく見当が付きませんでしたが、
最初数ページを読んで、
これは買わなければならないと思い、
購入いたしました。
双子の兄弟の物語となっておりますが、
この双子は非常に不運な育ち方をして、
とてもつらい幼少期を過ごすことになるのですが、
ある時、双子は自分たちに特殊な能力があることに気づき、
その能力を使い二人は協力して育っていきます。
基本的には、主人公ユーガの視点で物事が進んでいき、
途中で、あれってなりますけど、
なんで?って思わせながら、
物語を進めて行くところはさすがですね。
最後の解説にも書いてありましたが、
ただ双子が能力を使って困難に立ち向かっていく物語だったら、
ここまでの牽引力は生まれないと。
確かにその通りだなと思いました。
そこがこの物語の鍵であり、
最後の結末まで読み込ませる牽引力であると。
最後は読者総立ちになりますから。
脳内スタンディングオベーションが巻き起こります。
すごい作品ですよね。
単純に特殊能力のファンタジー作品とか、
そういうことではないのですが、
そんな能力使えるの?みたいなところから、
その能力でここまで話を膨らませるんかいと、
ツッコミを入れたくなるほど秀逸で濃厚な作品となっております。
伊坂幸太郎先生の作品には、
そんな牽引力のある作品が多いのでしょうか?
伊坂幸太郎先生の作品であり、
ベストセラーの「砂漠」という作品は、
100回読んでも面白い。新しい。と、
書いてありますので、
次はこちらをチャックしていきたいと思います。
秋の夜長に「フーガはユーガ」いかがでしょうか。
文庫版税込み792円となっております。
解説含め全340ページ。
丁度いい長さですね。
是非読んでもらえたら嬉しいです。
ありがとうございました。
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