東野圭吾先生の「白鳥とコウモリ」読破しました。
この本は、
藤岡市が誇る藤岡図書館で、
20人以上の予約を経て、
手元にやってきました。
最初借りたときは、
国語辞典かなんかですか?
って聞きたくなるくらい分厚かったので、
読むのめんどくせーと思いながら、
読み進めていくと、
さすが、東野圭吾先生。
無茶苦茶面白い。
実際522ページの超大作となっておりました。
小説って最初の数ページで、
読み切れるかどうかが決まりますよね。
特に図書館で借りた本なんかは、
読まずに返すこともありましたが、
これはもうさすがとしか言えませんね。
最初は殺人事件を追う刑事の視点で、
基本的に物語が進んでいくので、
読みやすいから、スイスイ入っていきます。
すると、被疑者と思われる人物が浮上し、
捜査が続いていくのですが、
犯人逮捕までが、結構序盤戦なんです。
あれ、まだこんなに残りページあるのに、
大丈夫なのかなのとか変な心配して、
ここからまだ広がるのだろうかと、
読み進めて行くと、
大草原のように、もう広がる広がる。
最後には衝撃の新事実ですよ。
ネタバレには絶対にしたくないので、
ストーリーに関しては、
あまり触れないでおこうと思いますが、
単純なミステリー小説ではないのですよ。
すごい心理戦だとか、
天才VS天才とか超絶トリックとかではないのですが、
事実は何なのかかということが、
最後の最後まで引っ張られていくので、
ここが最高に面白いですね。
何故そうなったのか、
動機は何なのか、
いくつもの謎が少しずつ、
点と点が結ばれていくように、
真実へと繋がっていくところが、
東野圭吾先生の真骨頂なのではないでしょうか。
最近で言うと、
まさきとしか先生の
「あの日、君は何をした」
のような、大どんでん返しストーリーとなっております。
まさきとしか先生の「あの日、君は何をした」の記事はこちらからどうぞ。
人間の心情とか、
信念のような物語が、
結局は面白いのでしょう。
東野圭吾先生の最高傑作と言っても、
過言では御座いません。
是非まだ読んでない人がいらっしゃるのなら、
お近くの図書館で数か月後に借りられると思います。
ありがとうございました。
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