M-1グランプリ2022が開催され、見事ウエストランドが優勝しました。
おめでとうございます。
今回はこのお笑い評論家のこの私が採点と共に感想を述べていきたいと思います。
カベポスター:96点
トップバッターのカベポスターは前代未聞の96点をたたき出しました。
カベポスターのネタははっきり言って面白かったです。
この96点にはかのラサール石井氏の「トップバッターには+5点あげている」
を採用しましての96点となります。
大声コンテストなのに、発する言葉のチョイスとストーリー性を誰が漫才にしようと思うのでしょうか。
すごすぎて点数爆上がりで御座います。
真空ジェシカ:90点
真空ジェシカのネタは相変わらず面白いし、
ボケの数とツッコミの感じがすごくいいですね。
ボケのセンスの良さがえげつなかったです。
シルバー人材センターのヘブンズゲートを題材に、
次々とボケて畳みかける感じ。
これぞM-1決勝に勝ち上がってきた漫才師の象徴のような漫才。
オズワルド:85点
伊藤さんのツッコミのワードセンスが際立っておりました。
が、去年のネタのクオリティとネタのテンポが若干早かった為、
ちょっと違った感じがありました。
オズワルドのよさはスローテンポで始まって、
段々伊藤選手が切れていく感じが面白いのに、
テンポが速くなると、伊藤さんの切れるポイントの面白が薄れてしまいます。
この漫才では畑中選手の夢の中の話を、
現実に戻している伊藤選手「朝起きてんじゃねーか」と言うところが肝です。
ロングコートダディ:91点
マラソン大会のネタ
大喜利の様なスタイル。
笑い飯を彷彿させるようなダブルボケ、
素晴らしいです。
さや香:97点
完璧で御座います。
これほどの漫才はなかなか見れないですね。
伝説の2005年ブラックマヨネーズの漫才を彷彿させるような掛け合いと、
新山選手の表情とリアクションが最高でした。
普通に行けば優勝するレベルのネタ。
男性ブランコ:95点
音符運びのネタ。
説明不要に面白かったです。
フォルティシモを投げるとか、バカリズムみたいな発想ですね。
フォルティシモを投げるとフォルフォル言うところとか最高です。
上位3組に入らなかったのが悔しいくらい面白かったです。
ダイヤモンド:80点
ダイヤモンドのネタはお客さんの受け方がいまいちでしたね、
あんなに受けないとテレビでは面白くないと思われてしまいます。
お客さんももっと笑ってくれれば良いと思いますが、
ダイヤモンドを笑うとペナルティーがあったのでしょうか。
ヨネダ2000:83点
御餅つきのネタで、ぺったんこのリズムに乗って色々と巻き起こるネタ。
漫才で演じきれるミュージカルの様なネタで、
新しいもの好きなM-1には欠かせないんでしょうが、
このお笑いマスターに言わせてもらえば83点です。
2002年のテツ&トモの様な感じです。
立川談志師匠が居たら言っていたでしょう。
「お前らはここに出るようなやつじゃない。」(褒め言葉)
キュウ:87点
いいよねキュウは。
変わらずで。
「何々でしょう!」のツッコミも良かったともいますが、
受けが今市でしたね。
しょうがねいですこればっかりは。
ウエストランド:93点
あるなしクイズでやってくれましたねウエストランド。
よくこのネタを収めたと思います。
あるなしクイズを挑んでいるかのように、
あるものないもので、対象をディスっていく漫才。
作今の傷つけないお笑いを逆手に取るかのように傷つけまくる漫才で。
頂点を決めました。
こればっかりは何とも言えません。
ウエストランドおめでとうございます。
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