アマゾンプライムビデオで絶賛公開中の映画「あんのこと」観ましたでしょうか?
久しぶりに心えぐられる映画観たなという感じですね。
主演の河合優実さん、今まで存じておりませんでしたが、めちゃくちゃ可愛いですね。
最初上戸彩が主演しているのかと思いました。
この映画、ネタバレはあまりしたくないのですが、書きたいのでまだ映画観てない方は観ないで、違う記事をご覧いただければと思います。
母親に暴力をくらうあんちゃんは、薬物も強要され、捕まります。
そこで出会った佐藤二朗演じる多々羅刑事。
一風変わった刑事で、所見のあんとの対話の時に、佐藤二朗ここにありみたいな演技をかましております。
多々羅がめちゃくちゃいい人で、あんの世話をして、薬をやめる集まりにも参加させて、構成させていきます。
多々羅にプレゼントで買ったヨガマットを母親にボロボロにされて、雨の中泣いているあんの肩を抱きながら「大丈夫、大丈夫」と慰める姿は感動的です。
あんに就職先を週刊誌の桐野に紹介してもらい就職が決まり、家を出る準備をさせて、公園で待っている多々羅はあんが着たとたんに駆け寄り転んで、あんを抱きながら「よーし!よーし!」と叫ぶ姿。
そのまま昼間から飲み行って、一人暮らしのアパートの紹介先に遅れてしまうという。
初給料で多々羅とあんと桐野でラーメン屋のカウンター席で乾杯するシーンはハリウッドでも通じるようなベストシーンとなっております。
そんな多々羅ですが、薬をやめる施設に集まる女性に性的暴行を加えたという事件が発覚して、週刊誌の桐野に記事にされてしまいます。
桐野は多々羅に問い詰めるもノーコメントの一点張り。
多々羅何してんねん!!
多々羅は破天荒だけど義理人情に厚い男じゃなかったのか!!
多々羅に暴行を加えられたという女性から証拠が突き付けられ、多々羅は辞職。
せっかく居場所を見つけたあんもコロナウイルス感染症対策の結果仕事をはく奪され、
通っていた学校も閉鎖になってしまいます。
かわいそすぎるやろ!!
あんは突然隣に住む女性から子供を預かってほしいと言われ、
子供とくらすあんの姿がまた微笑ましくて、
涙出てくるね。
なんであんの母親はそこまであんを追い詰めるのでしょうか…
悲しいを通り越して、苦しかったですね。
観てて心おかしくなるかと思いました。
多々羅が捕まらなかったら、きっとあんは自らの命を落とすことは無かったと思います。
あんの日記には子供の事を書いているのが多く、観ていて切なくなります。
事実を元にした映画ということで、誰もヒーローはいないし、全然ハッピーエンドではないけれど、
これが事実なのだなという感じです。
最後にその預けた子供の母親があんに感謝して終わるので、
その子供に託された感じはありましたけど。
いやはや、すごい映画を観ました。
映画館で観たかったですね。知らなかったですこんな良い映画あったとは。
個人的に思うことは、多々羅は魔が差してしまったのかということでしょうか?
本当は罠にでもはめられて、事実無根なのではないかとも思いましたが、
人間誰しもが聖人君主の訳が無く、
裏表があり、善と悪を両立させている生き物なのだなということなのでしょうか。
多々羅が捕まらなかったらな…
親は選べないし、親ガチャみたいな言葉ありますけど、あんの母親みたいなのほんとにいるんでしょうね。かわいそすぎるやろ!!マジで。
あと多々羅とあんが初めて出会った日にラーメン屋でラーメン食べるシーンもめっちゃ好きです。
ありがとうございました。
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